誘引・整枝(摘芯・摘葉・わき芽かき)について

誘引・摘芯・摘葉・わき芽かきの説明

野菜を元気よく育てるためには、まずは苗が倒れないように手入れすることです。

苗が倒れないようにするには支柱を立てて誘引することが大切です。また、水や肥料がなければ大きく育ちませんが、整枝を行い余分な枝やつるを切り取ることによって、栄養分が本来必要なところに供給されるようになります。その結果、野菜の実つきがよくなったり、主枝の生長がよくなったり、病害虫の被害を予防する効果もあります。

それぞれの作業を簡単に説明しますと、次のようになります。

  • 誘引(ゆういん):苗が倒れないようにする作業です
  • 摘芯(てきしん):枝やつるなどの先端を切る作業です
  • 摘葉(てきよう):混み合ってきた葉を取り除く作業です
  • わき芽かき(わきめかき):脇から出てくるいらない芽を取り除く作業です

※摘芯、摘葉、わき芽かきを行い、枝を整える作業のことを整枝(せいし)といいます。

ここでは、誘引、摘芯、摘葉、わき芽かきについて説明していきます。

 

誘引


説明:誘引とは、強風などで野菜の苗が倒れないように茎を支柱にひもで結びつける作業のことです。

誘引は、ナス、トマト、ピーマン、キュウリなどの実もの野菜で行います。

野菜の茎は生長と共に太くなっていくので、ひもで結ぶときは上の写真のように柔らかい素材のひもを8の字の形にして余裕を持たせて支柱に固定してください。

野菜の生育とともに茎やつるを支柱にひもで結びつけることによって枝やつるが生長する方向を整えると、日当たりや風通しがよくなり、枝や実の保護にもつながります。

摘芯・摘葉

↓摘芯前↓ ↓摘芯後↓

説明:摘芯とは、長く伸びた茎やつるの先端(生長点)や主枝・側枝の先端をハサミなどで切り取って、これ以上、茎・つる・枝が大きく伸びないように長さを調整する作業です。

摘芯することによって栄養が実に回るようになるので実つきがよくなります。

子づるや孫づるを大きく伸ばしたい時も摘芯をします。親づるを摘芯することによって栄養が小づるや孫づるに回るようになり大きく伸びていきます。子づるを伸ばす為の摘芯は、スイカ、メロン、カボチャで活用します。

摘葉とは、枯れている葉、混み合ってきた葉、病気の葉を取り除く作業のことです。葉は効率よく光合成を行う為にお互い重なり合わないように生えてくる性質がありますが、株間を十分に空けずに育てると葉が重なり合うようになります。太陽の光が当たらない葉は光合成が十分に行えないので取り除いてください。また、枯れている葉、病気の葉などの必要がない葉を取り除くことで風通しが良くなり病気予防に役立ちます。

わき芽かき

↓わき芽かき前↓

↓わき芽かき後↓

説明:わき芽かきは、トマト、キュウリ、ピーマンなどの実もの野菜を育てる時に必要となる作業です。茎と葉のつけ根にでてくる新芽のことをわき芽といい、このわき芽を摘み取ることをわき芽かきといいます。

わき芽を何本も伸ばすと日当たりや風通しが悪くなりますし、何より栄養が分散して野菜の生育が悪くなるので、なるべく枝分かれをさせないようにして栄養分を花や実にまわすようにして育ててください。わき芽かきをすることによって、栄養が実に送られるようになるので野菜の実つきや収穫量が増えます。

但し、ミニトマトはわき芽を伸ばして2本仕立てや3本仕立て、ピーマンやナスもわき芽を伸ばして3本仕立てとして育てるもとが多いので全てのわき芽を摘み取るわけではありません。

しかし、大玉トマトはわき芽はすべて摘み取って育てます。わき芽を活用する野菜とすべてのわき芽を取る野菜があるので、育てる野菜に応じてわき芽かきは適切に対応しましょう。

※わき芽かきを行う時間帯は午前中で、雨の日に行うとわき芽かきをした箇所から細菌が侵入することがあるので雨の日は避けて、晴天の日に行い夕方までには乾燥させるようにしましょう。

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