初心者でもプランターや狭い庭で簡単に野菜が作れます


庭を耕してタマネギの育て方

タマネギを育てる為の前準備

タマネギの体への効用
カリウム:150mg(可食部100gあたり)
タマネギには糖質とカリウムが多く含まれおり、高血圧予防に効果があります。
タマネギを切ると涙が出てきますが、それは硫化アリルが原因です。
また、タマネギを炒めると甘くなるのは硫化アリルが蒸発したり壊れたりする為です。
硫化アリルには、殺菌作用や疲労回復の効果があります。
タマネギは大きく分別すると黄色いタマネギの辛味種と赤いタマネギの甘味種に分けられます。一般的に食べられているタマネギは黄色いタマネギですが、赤いタマネギは辛味が少ないので生のままサラダとして食べるのがおすすめです。
タマネギの基本栽培情報
難易度:簡単
野菜の分類:ヒガンバナ科
日当たり:日なたと日陰の時間の割合が半分くらいが良い
栽培に適した時期:9~翌年6月
タネまき:9~10月(初心者の方でもタネから簡単に育てられます。)
連作障害:特にありませんが、同じ土では1年休んだ方が良い
肥料の効かせ方:暖かくなってきた3月の追肥を多く与える
人工授粉:いらない
収穫時期:翌年4~6月

まず初めは、タネを庭に撒く前準備として、庭を耕して野菜作りに適した土に改良します。
こちらを参考にして作業を進めてください。


タマネギのタネはこちらの楽天市場のショップからでも購入できます。

1.小さなプランターなどでタネから苗を育てます

タマネギは、夏のような暑い気候を好みませんので夏が終わって涼しい季節になった9月の秋にタネまきをするか、又は11月くらいに苗を購入して植え付けます。
日当たりは特に気にしなくても構わないので誰でも簡単に栽培することができます。

タマネギを育てる時のポイントは、冬を越さないといけない(秋から育てて春に収穫する)ので、マルチシートで地面を覆い冬の寒さをしのぐことです。
※地面の温度が下がると霜柱ができて苗が枯れてしまうことがあります。マルチシートをしない時は腐葉土やもみ殻などを土の正面にまいてください。

また、冬が始まる前と3月になったら追肥を忘れずに与えてください。肥料を忘れると、玉が大きく育たなくなるので気をつけましょう。

初めに行う作業は、タマネギは育てやすい野菜なので、タネから苗を育てる時は、小さなプランターなどにタネをすじまきして発芽させます。
※タネまき後に発芽しない、生長しないという問題が起こるので、タネまきする時はタネ袋に書いてあるタネのまきどきを必ず守ってください。

タネ撒きから1週間くらいで発芽するので、その後1~2カ月間かけて草丈が20cmくらいの長さになるまで水やりと肥料を与えて育ててください。

プランターへタネをすじまきする方法は、こちらを参考にしてください。

↓小型のプランターにタネを撒いてタマネギの苗を育てている様子↓
タマネギのタネの発芽

2.苗を庭へ植えつけます

タネから育てたタマネギの苗が20cmくらいの大きさになったら、しっかりと耕した庭に植え付ける準備を始めます。
※タネから苗を育てると1カ月以上かかるので、タネから育てる作業が面倒な方は、ホームセンターの園芸コーナーなどで販売しているタマネギの苗を購入してください。

苗の植え付け方法は、耕した庭に10cmの高さの畝を作り、マルチシートを敷いて穴を開けて(株と株との間隔は10cmくらい空けてください)、植える深さを3cmくらいとしてタマネギの苗を1本ずつ植え付けていきます。
マルチシートをしない場合は、マルチシートの代わりに腐葉土を土の表面にまいて寒さ対策をしてください。

なお、庭で育てる時は、タマネギは酸性土壌を嫌うので苗を植え付ける前までに必ず苦土石灰を撒いて土壌のpHを中和してください。中和しないと生育が悪くなります。
苦土石灰を撒いた後は、元肥の肥料を土に混ぜ合わせ土壌を整えてください。

苦土石灰は植え付け2週間前に1m2あたり100g(土の表面が薄ら白くなる程度)、堆肥は1m2あたり2kg、肥料は有機質肥料や化成肥料を1m2あたり200gくらいを目安とします。
そして、タネまきや苗の植え付け直後は、根がしっかり張るまで水をたっぷり与えるようにしましょう。

タマネギは秋から冬の寒い時期を通り越して春まで育てるので、水やりは朝や昼の時間帯が適しています。
日当たりの関係がありますが、水やりは1日1回と決めずに、土の表面が乾いている事に気が付いたらその都度水を与えてください。

↓苗を庭に植え付けてすぐの状態。元気がなくしおれています↓
タマネギの苗を植え付けた状態

↓苗を植え付けて1週間経過した状態。元気に育っています↓
タマネギの苗を植え付けて1週間経過

3.追肥します

タマネギの苗を庭に植え付けた後は、本格的な冬になる前の12月上旬、寒さが和らいできた3月上旬、玉が太りだしてきた4月に追肥を行います。
育てる期間が長いので肥料を与えることを忘れがちになりますが玉の太り具合に影響しますので必ず与えてください。

タマネギは肥料の量は普通で構いません。葉の色が薄い黄緑色になって枯れ出したり、4月になっても苗の背丈が小さく茎(葉)の太さが細い時は、肥料が少ない状態ですのでその都度肥料を適度に与えてください。
※肥料の量は、効き目が早い化成肥料を1mあたり30gを目安とします。

追肥をする方法は、こちらを参考にしてください。


N-P-K=8-8-8で栄養素がバランスよく配合されているので使いやすい化成肥料。値段が安いので広い栽培面積での野菜作りに最適です。

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4.生長していきます

苗の植え付け後は、適度に肥料と水を与えていくと、タマネギはどんどん大きく育っていきます。

タマネギは葉もの野菜ですが、土の中や土の表面近くで玉が太くなっていくので、実際に玉が生長しているのか見えないので不安になりますが、日数が経っていくと玉の頭部分が地上に出てきますので、生長を確認できるようになります。

追肥をした時はついでに土寄せをしてタマネギの根元を土で覆うようにましょう。
また、マルチシートをしていない時は冬の乾燥対策として腐葉土を土の表面にかけておきましょう。寒さで霜柱ができたら踏みつけてください。

暖かくなってきたら日清すぐ植え石灰などの有機石灰を少量撒いてミネラルを補給すると玉がしっかり生長しやすくなります。

↓苗を植え付けてから3カ月くらい経過した状態。玉は大きくなっていません。↓
苗の植え付けから3カ月くらい経過したタマネギ

↓苗を植え付けてから5カ月くらい経過すると、玉の頭が太ってきたのが確認できます。↓
苗の植え付けから5カ月くらい経過したタマネギ

タマネギの害虫対策

タマネギは、生育期間がとても長く寒い季節では害虫の被害はほとんど発生しませんが、冬が過ぎ春になり気温が暖かくなってきたら、黒い小さな虫が大量にタマネギの葉にこびりついていることがあります。

この黒い虫はアブラムシなので、タマネギの葉の汁を吸って大きくなっていきます。薬剤を撒くか、ピンセットで潰すかして、早めに駆除をしてください。

おすすめの薬剤についてはこちらを参考にしてください。

↓黒いアブラムシは、ネギアブラムシといい、タマネギにも寄ってきます。駆除しないとどんどん増幅して増えます。
タマネギの葉に発生した黒いアブラムシ

5.収穫します

タマネギは品種によって違いますが、タネまきから収穫までの期間は5~7カ月くらい掛かり、玉が太り葉っぱが枯れ始めて垂れ下がってきたら収穫します。

一般的なタマネギでは季節でいうと5~6月くらいの暖かくなった時期が収穫に適していて、晴天の日に根っこから引き抜いて収穫しましょう。

タマネギは根が肥大する根もの野菜と勘違いされやすいですが、葉が変化して肥大したりん茎という部分を食用する葉もの野菜に分類されます。

タマネギはとても育てやすい野菜なので是非栽培してみてください。

↓葉っぱが枯れ始めて垂れ下がってきたら収穫適期となります。↓
タマネギの葉っぱが垂れ下がってきたら収穫適期

↓比較的簡単に太いタマネギがたくさん収穫できます。収穫後は風通しのよい場所で数日間干してから料理に使いましょう。↓
タマネギの収穫

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