薬剤を使わずに野菜に付着するアブラムシを防ぐ方法

アブラムシ

野菜栽培をしているとどなたでも高い確率で遭遇することといえば、苗全体にアブラムシが大量にこびり付いていて不快な思いをすることではないでしょうか。

アブラムシを防ぐ方法は、薬剤を撒いて駆除する、キラキラ光るものを株の近くに置くことが有名ですが、窒素肥料の過剰施肥を控えてもらってもアブラムシの増殖を抑えることができます。

ここでは有機質肥料を使ってアブラムシを防ぐ方法を紹介します。

目次

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1.アブラムシが増える原因と防ぐ方法

家庭菜園で野菜を育てていると必ず遭遇することといえば、野菜にいっぱい付着したアブラムシの被害ではないでしょうか。

野菜の苗を庭やプランターに植え付けた時はアブラムシはいなかったのに、1カ月くらい経過するとどこから飛んできたのかわかりませんが、アブラムシが茎や葉に大量にくっついている光景を目にすることがよくあります。

アブラムシは野菜に針を突き刺して窒素を吸い取って栄養分として生きているので、野菜に蓄えられている窒素が多いとすぐに増殖して手に負えなくなってしまいます。

アブラムシが増えすぎると何がいけないのかというと、野菜の生長が衰えてしまいますし、ウイルスの媒介を手助けして野菜をモザイク病という病気をもたらして枯らしてしまうことがあるからです。

細菌に侵された病気は薬剤で治療できますがウイルスに侵されてしまった野菜は薬剤では治療できませんので、別の野菜に感染する前に汚染源の株を引っこ抜くしか対処方法はありません。

では、野菜にとっては被害しか及ぼさない厄介なアブラムシを増やさないようにするにはどうしたらいいのかというと、肥料を過剰に与えないようにすることです。

肥料には、肥料の効き目が早い化学肥料と効き目が緩やかな有機質肥料の2種類があることはご存じですか。

化学肥料のみで野菜を育てていると肥料の効きが早いのでどうしても野菜が肥料過多になっていることが多いです。

そこで、有機質肥料を使って肥料の効き目を緩やかにすると肥料過多を防ぐことができます。

但し、有機質肥料でも肥料をどっさり与えてしまうと肥料過多になってしまうので肥料袋に書かれている施肥量を守って与えてください。

2.有機質肥料の効果と注意点

有機質肥料を使うとアオムシなどの蝶や蛾の被害は減りませんがアブラムシの被害はかなり減らせますので、野菜をできる限り薬剤を使わないで育てたい方は化学肥料ではなく有機質肥料がおすすめです。

なぜなら、私の経験を述べますと、タネまきや苗の植え付けから収穫までを化成肥料のみで育てた時は茎や葉にアブラムシがびっしりこびりついていましたが、途中から化成肥料を止めて有機質肥料に切り替えたらアブラムシが少なくなりましたし、タネまきや苗の植え付けから収穫までを有機質肥料で育てたらアブラムシの害はほとんどなくなったからです。

私は元々肥料は多く与えない主義なので実もの野菜はアブラムシの害はほとんどありませんでしたが、なぜだか、ニンジン、キャベツ、ハクサイ、ニラ、葉ネギ、ブロッコリーなどの根もの野菜や葉もの野菜はアブラムシの大量発生で悩まされたことがありました。根もの野菜や葉もの野菜は窒素を蓄えやすい野菜かもしれないと思い、化成肥料を少なくしたり化成肥料を止めて有機質肥料に替えたらアブラムシが減るという経験をしました。

野菜にアブラムシが大量発生する原因の1つとして野菜が窒素を過剰に取り込んでしまうことが挙げられるので、ゆっくりと肥料効果が現れる有機質肥料を使うとアブラムシを抑える効果が期待できます。

有機質肥料を扱う時に注意する点としては次の3つです。

  • アブラムシが減る代わりにコバエが増えることがある
  • 臭いがキツイ商品もある
  • 肥料の効き目が遅いのでたくさん与え過ぎてしまうことがある

また、有機質肥料だけで野菜を育てるのはコツがいるので、上手に育てられない時は有機質肥料に化成肥料を少しプラスして一緒に与えるのがいいです。

3.私が使っているおすすめの有機質肥料の紹介

有機質肥料はいろいろな種類があるのでどれを使えばいいのか悩みますよね。

私がいつも使って野菜を育てている有機質肥料を紹介しますと、次の、骨粉入り油かす、草木灰、ぼかし肥料の3つです。

  • 骨粉入り油かす:窒素とリン酸が多い肥料。ホームセンターで安売りしているものを使っています。
  • 草木灰:カリが多い肥料。
  • ぼかし肥料:有機質をある程度発酵させて効き目が早い肥料。日清の昔ながらのほんぼかし、自然応用科学のおいしい野菜の肥料を使っています。

私は、元肥として、骨粉入り油かすと草木灰、又はぼかし肥料を土によく混ぜ合わせて与え、追肥としてぼかし肥料を株元にばら撒いて与えるという使い方をしています。

ぼかし肥料は有機質肥料の中では効き目が早く現れ扱いやすいので、初めて有機質肥料を使われる方におすすめです。トマト、キュウリなどの専用の肥料を使わなくても美味しい野菜の収穫ができます。

また、土の活力を上げて野菜が育ちやすいようにする為に、有機石灰、バーク堆肥、もみがらくん炭という土壌改良材を元肥と一緒に使うといいです。

  • 有機石灰:pHの調整と微生物の働きを活発にする改良材。日清のすぐ植え石灰を使っています。
  • バーク堆肥やもみがらくん炭:通気性、保水性、保肥性を向上させる改良材。

なお、次のように有機質肥料は化学肥料(化成肥料)よりも価格が高いという特徴がありますので、有機質肥料を選ぶ時は価格も見て決めてください。

  • 化成肥料:1kgで150~400円
  • 有機質肥料:1kgで200~600円

このように、有機質肥料は化成肥料の約2倍の相場で売られていることが普通です。

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