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ミニトマトのわき芽の活用方法

野菜の枝・茎の挿し木(挿し芽)の方法

野菜はタネを撒いて発芽させて育てるか苗を買ってきて育てることが普通ですが、挿し木(挿し芽)という方法を使うと野菜の枝や茎を苗として育てることができることをご存じでしょうか。

挿し木(挿し芽)とは、土の中に枝や茎を挿して根を張らせて野菜の苗を量産させ、苗を生長させていく方法です。

つまり、切り取った枝や茎には根はありませんが土の中に挿しておけばそのうち根が生えてくるということです。

したがって、生育中の大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトの必要ないわき芽を挿し芽に使えばトマトの苗をたくさん増やすことができるということです。

「植物の枝や茎って土の中に挿し込むと根が生えてくるの?」と疑問に思った方はいませんか?
(私は疑問に思いました。)

私は土の中に枝を植えても根は生えてくるわけがないと思って実際にミニトマトの挿し芽をしてみることにしました。そうしたら驚くことに、土の中にミニトマトのわき芽を挿して水を与えて数日間様子をみると根は生えてきたのです。

挿し木(挿し芽)の良いところは、タネから育てると発芽や開花するまでにだいぶ時間が掛かってしまいますが、この挿し木という方法を使うと発芽までの時間を短縮できるようになります。そして、簡単に苗を増やすことができ、実も早くつけることができるようになります。

トマト栽培では、実を大きくするためにいらないわき芽を切り取らないといけませんので、この切り取って捨てる運命にあるわき芽を挿し芽として有効活用すると、たくさんのトマトの実を収穫できるようになります。

また、挿し芽をすると新しくトマトの苗やタネを買わなくても増やすことができますので苗を購入する費用の節約にもなりますので、捨ててしまうわき芽を有効に活用してみてください。

トマトのわき芽の挿し芽をする時に注意するポイントは、

  • 保水性が十分ある用土を使うこと
  • 根が張るまで水分を補充して切らさないこと
  • 根が張るまで日陰に置いて動かさないこと

に気を付けて育てれば発根して成功します。

もし、挿し芽をしてみたけど根が生える前に枯れてしまうという時の主な原因は、暑さと水不足で枯れることが多いです。根が張るまでは肥料は特に要りません。水を切らさないようにすれば上手に発根してくれます。

トマト以外の野菜はわかりませんが、私の経験ではトマト(大玉、中玉、ミニ)は確実に挿し芽栽培ができます。

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ミニトマトのわき芽の挿し芽の手順

ミニトマトの他に、大玉トマト、中玉トマトでも挿し芽はできますのでわき芽を活用してみてください。

手順1.生育中のミニトマトの株で10cmくらいの長さに伸ばしたわき芽をミニトマトの茎から切り取ります。

わき芽の茎の先端を斜めに切って(水に接触する面積を増やす為)、水の中に1日つけておきます。
注意:水につけずに切り取ってそのまま土に挿すと枯れる恐れがあります。

わき芽とは生長途中の株の茎と葉のつけ根から何本も生えてくる芽のことです。1本のミニトマトの株には通常はわき芽は1~2本しか伸ばして育てませんので、必要のないわき芽は実つきをよくする為に切り取って捨ててしまうものなので挿し芽にして再利用すれば有効活用できます。
ミニトマトのわき芽を挿し芽にする方法(先端は斜めに切る)

手順2.水にしっかり浸したわき芽をビニールポットなどに入れた用土の中に挿します。
挿し芽に適した用土は、鹿沼土や赤玉土、又は挿し芽専用の土ですが、普通の培養土でも育てることができます。

注意:挿し芽が発根するまでは5日くらいかかり、その間は土を乾燥させずに日陰に置いて育ててください。日なたで育てると蒸散が活発になりしおれて枯れてしまいます。
ミニトマトのわき芽を土に入れて挿し芽にする

手順3.わき芽を用土に挿して2週間くらい経過したら挿し芽から根っこが大きく伸びています。
根っこが伸びていることが確認できたらプランターや耕した庭へ定植してください。挿し芽苗の定植後は、追肥と水やりをして普通にミニトマトの苗を育てる要領で育てていけば問題ありません。
根っこが伸びてきたミニトマトのわき芽

↓根が張ったミニトマトの挿し芽をプランターに植え付けた状態。根が張っているので水や養分が吸収できるので日なたで育てても枯れることはありません↓
ミニトマトの挿し芽の植え付け

手順4.ミニトマトのわき芽を用土に挿して根が生えた挿し芽苗をプランターや耕した庭へ定植するとぐんぐん生長していき、挿し芽苗を定植してから2カ月くらい経過すると赤く熟したミニトマトがたくさん収穫できます。

ホームセンターでミニトマトの苗を購入して植え付けたものと同じように普通に甘いミニトマトが実りますので、育てるスペースが空いている方はいくつでもミニトマトの苗を量産できる挿し芽を是非試してみてください。
※挿し芽は、大玉トマトや中玉トマトでも作れます。
ミニトマトの挿し芽が育って実を付ける

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