2.支柱の立て方の種類
支柱の立て方は、仮支柱、1本仕立て、2本仕立て、3本仕立て、あんどん仕立て、スクリーン仕立てがあります。
どの支柱の立て方で野菜を育てても構いませんが、できるだけ野菜に合った支柱の立て方を各人で考えて育ててください。
まずは、それぞれの支柱の立て方の種類を覚えましょう。
仮支柱
野菜の苗を植え付けてすぐの時は苗が小さくてどこに支柱を立てたらよいのかわからないですよね。
そのような時は、まずは仮支柱を立てて様子をみて、苗が生長して枝が伸びたら本支柱に立て変えます。仮支柱は、ナスやピーマンなどの実もの野菜に立てることが多いです。
支柱の長さが短い仮支柱を立てた後は、支柱の長さが長い本支柱に変えないといけないので、この作業が面倒なら初めから本支柱を立ててもいいと思います。
1本仕立て

1本仕立ては、つるや主枝を1本伸ばして野菜を育てる時に使う方法で支柱1本で株を支える仕立てです。
支柱を立てる時は、株元から5cmくらい離して支柱を立ててください。
誘引する時は、適当な間隔(約15cmくらい)で支柱とつるや茎をひもで結んでください。背の低い野菜や背の高い野菜に適しています。
1本仕立てに適した野菜
2本仕立て

2本仕立ては、つるや枝を2本伸ばして野菜を育てる時に使う仕立て方法です。
茎が枝分かれしているところで、支柱を2本交差させて組み立てます。交差させたところは、ひもや針金などで縛ってください。
誘引する時は、枝をそれぞれの支柱にひもを使って結びつけてください。
2本仕立てに適した野菜
3本仕立て

3本仕立ては、つるや枝を3本伸ばして野菜を育てる時に使う仕立て方法です。
茎が枝分かれしているところで、支柱を3本交差させて組み立てます。交差させたところは、ひもや針金などで縛ってください。
誘引する時は、枝をそれぞれの支柱にひもを使って結びつけてください。
3本仕立てに適した野菜
あんどん仕立て

コンテナの隅に支柱を4本立てる方法です。
細めの支柱を横にはわせて、ひもや針金などで結びつけて固定します。
誘引する時は、つるがらせん状に伸びるようにひもを使って支柱へ結びつけてください。
あんどん仕立てに適した野菜
- 小玉スイカ
- 小玉メロン
- つるありインゲン
- ミニかぼちゃ
スクリーン仕立て(ネットを張るとネット型になります)

支柱を2~3本立てる方法です。
細めの支柱を横にはわせて、ひもや針金などで結ぶかネットを張ります。
誘引する時は、つるや茎がS字に伸びるようにひもを使って支柱に結びつけてください。
スクリーン仕立てに適した野菜