3.タネをまきます
カイワレ大根の栽培適温は15~25℃です。一年中栽培できますが、冬は生長が遅く、夏は水が腐りやすくなるので注意してください。
まず、容器の底にキッチンペーパーを容器のサイズに合うように折りたたんで敷いて水を吸わせて、キッチンペーパーの上にタネが重ならないようにまきます。
タネをまき終わりましたら、霧吹きで吹きかけてタネを湿らせてください。
4.暗い場所に置きます
タネまきが終わった後は、茎の高さが8cmくらいになるまでは光が当たらない暗い場所で育てますので、容器を箱の中や棚の中に入れてください。
タネを発芽させる時の注意点ですが、タネが乾いていると発芽しませんので、乾燥しないように毎日霧吹きでタネを湿らせてください。
発芽までの日数の目安は、夏は1~2日ですが、気温が低いと5日くらいかかります。
発芽した後は根が出てきます。根が出てきてからは霧吹きで水やりをするのではなく、容器を傾けて古い水を捨てて新しい水に入れ換えて水やりをします。雑菌が繁殖しますので水は毎日入れ換えてください。
どのようなタネでも、発芽と発芽から数日間生長する時に使われる養分がタネに蓄えられているので水だけで育ちます。
したがって肥料は不要です。
↓カイワレ大根のタネが発芽した状態
↓発芽してから2日後の状態
5.明るい場所に移動させます
茎の高さが8cm以上になったら太陽の光が当たる場所に置いて葉を緑化(光合成)させます。
強い直射日光は必要ないのでレースのカーテン越しの弱い光でOKです。窓際に置いておけば大丈夫です。
暗い場所から明るい場所に移動させる日数の目安は、夏は発芽してから5日、気温が低い時は10日以上です。
暗い場所では葉は緑色ではありませんが光が当たる場所に置くと葉が緑色に変化します。
発芽した時は葉が綺麗だったのに日数が経過すると葉に黒い斑点ができることがありますがタネの表面に傷が付いていたからです。
※緑化すると黒い斑点は消えることがあります。
6.収穫します
光に当てて葉が緑色に変化しましたら根元から切って収穫します。
タネまきから収穫までの日数の目安は、夏は1週間、冬は2週間以上です。
収穫する時に気を付けることは、雑菌が繁殖すると変な臭いがすることです。酸っぱい臭いがしていれば腐っていますので食べずに捨ててください。
また、茎が黒ずんできたら衛生的によくないので食べない方がいいです。
水を毎日取り替えて清潔に保って栽培して、収穫したカイワレ大根はよく水洗いしてから調理してください。
カイワレ大根の再生栽培はできるの?
ネット検索で調べるとカイワレ大根の再生栽培はできるようなことが書いてありますが、私が思うにはカイワレ大根の再生栽培はうまくいかないと思います。
なぜなら、発芽に必要なものが葉の方にあるからです。
普通の大根なら大根の栄養を使って葉が伸びますが、カイワレ大根の茎を途中で切って弱々しい根だけを残しても新しい芽はでないと思います。
なお、豆苗は根の方に豆(発芽に必要なもの)が残っているので再生栽培は可能です。
スプラウト(カイワレ大根)と豆苗は野菜の科が違うので発芽の仕方も違います。スプラウトは雑菌が繁殖しやすいので豆苗とカイワレ大根を間違えて再生栽培しないようにしてください。
トップページへ|お役立ち情報|このページのトップへ