2.タネや苗を用意します
タネまきをして苗を育てるか、ホームセンターやインターネットの通信販売などを利用して苗を購入します。
落花生はタネから簡単に育てることができるので、タネから育ててみてはいかがでしょうか?
タネから育てる時は、落花生は寒さに弱いので十分暖かくなった5月中旬頃になったらプランターに点まきで深さ2cmくらいのまき穴を作って直接まくか、ビニールポットにまいて日当たりが良い場所で育てます。遅くても6月中旬までにはタネまきを終え発芽させましょう。また、3月などのまだ寒い時期にタネまきすると発芽せずに腐るので気をつけてください。
落花生は害虫や病気の被害はほとんどないので水やりを適度にしていれば大きく育っていきます。
但し、タネをプランターへ直まきした時は、タネが鳥に食べられるので発芽するまではペットボトルの切れ端などをタネにかぶせて鳥に食べられないようにガードしてください。
注意:前回マメ科を育てた土で落花生を育てると連作障害といって病気に掛かりやすくなり収穫量が減ります。同じマメ科の野菜を育てる時は新しい土を使うか、2年後に育てるようにしましょう。
タネから苗を育てようと考えている方は、こちらを参考にしてください。
普段の水やりは朝や昼が適していますが、特に時間帯を気にしなくても大丈夫です。土の表面が乾いていることに気が付いたら、その都度水を与えてください。
日当たりの関係がありますが、
に水やりをしなければ野菜がしおれてしまうと思います。特に夏場は暑さで土が乾燥してすぐにしおれるので水やりをしっかり行いましょう。
苗を購入する場合は、こちらを参考にして良い苗を選んでください。
タネが発芽しない時は水で1日浸すと芽が出てくるので、芽が出てから土にタネを埋めると簡単に苗が作れます。
↓水を含ませたガーゼでくるんで芽が出てきた落花生のタネ↓

↓タネから発芽させた落花生の苗↓

3.苗をプランターへ植えつけます
プランターへタネを直まきした方は、苗をプランターに植えつける作業はありませんので、次の項(4.追肥します)に進んでください。
気温が暖かい6月上旬頃になったら、日当たりが良い場を選び、株と株の間隔を15~20cm程離して植え付けてください。
※植えつけに適した苗は、葉が数枚でてきたものです。
苗の植え付け直後はたっぷりと水を与え根がしっかり張るまで乾燥させないようにしましょう。
プランターへの植えつけ方法は、こちらに詳しく書いてありますので参考にしてください。

4.追肥します
プランターへタネを直まきした時は葉が数枚くらいついた頃から、また、苗を植えつけた時は植え付けてから1週間後から定期的(1~2週間に1回)に肥料を補充します。
落花生はマメ科なので根っこに根粒菌(こんりゅうきん)が住みついて空気中の窒素を利用して土壌中で窒素肥料を自ら作りだしてくれるので、窒素成分の肥料に関しては少なめに与えればいいでしょう。葉の色が全体的に黄色っぽくなってきたら肥料切れですので様子を見ながら与えてください。
追肥は、窒素成分よりも根の生長に必要なカリと実の生長に必要なリン酸が多く含まれた速効性の液体肥料を水やりの代わりとして与えるか、又は緩効性の化成肥料をスプーン1杯くらい与えていきましょう。
追肥をする方法は、こちらを参考にしてください。
肥料が効きすぎているかの判断は、こちらを参考にしてください。
注意:窒素成分を過剰に与えると、つるボケといって茎はどんどん伸びて葉は大きく茂っていきますが、実が大きく育たないという症状が現れます。窒素成分の与えすぎには気をつけましょう。
↓落花生の根についた丸い形は根粒菌によるもの。窒素が豊富です。↓
