2.タネや苗を用意します
タネまきをして苗を育てるか、ホームセンターやインターネットの通信販売などを利用して苗を購入します。
インゲンはタネから簡単に育てることができる野菜なので、タネから育てることをおすすめします。
インゲンのタネは赤色をしていますが薬剤が塗ってあるだけです。タネから育てる時は、インゲンは寒さに弱いので寒さが和らいだ4月下旬頃になったらプランターに点まきで直接まくか、ビニールポットにまいて日当たりが良い場所で育てます。3月などの気温がまだ低い時期にインゲンのタネをまいても発芽せずに腐敗するだけなので注意してください。
また、古いタネは新しいタネよりも発芽する確率が低くなったり発芽後は生長が悪いことがあるので注意してください。
夏の季節の高温時に開花すると花が咲いただけでさやが着かないことがあります。花が咲くまでに1カ月くらい掛かるので、遅くても6月中旬までにはタネまきを終え発芽させましょう。
前回マメ科を育てた土でインゲンを育てると連作障害といって病気に掛かりやすくなります。同じマメ科の野菜を育てる時は新しい土を使うか、2年後に育てるようにしましょう。
タネを発芽させて育苗しようと考えている方は、こちらを参考にしてください。
普段の水やりは朝や昼が適していますが、特に時間帯を気にしなくても大丈夫です。土の表面が乾いていることに気が付いたら、その都度水を与えてください。
日当たりの関係がありますが、
に水やりをしなければ野菜がしおれてしまうと思います。苗が生長していって花が開花した時に土が乾燥するとさや着きが悪くなるので水やりをしっかり行いましょう。
タネをプランターへ直まきする場合はタネが鳥に食べられるので、発芽するまではペットボトルの切れ端などをタネにかぶせて鳥に食べられないように保護してください。
苗を購入する場合は、こちらを参考にして良い苗を選んでください。
3.苗をプランターへ植えつけます
プランターへタネを直まきした方は、苗をプランターに植えつける作業はありませんので、次の項(4.追肥します)に進んでください。
気温が暖かい5月上旬頃になったら、日当たりが良い場を選びプランターへ1カ所に1苗、又は2苗ずつ植えつけます。その時、1カ所ごとの間隔は15cm程離してください。
(植えつけに適した苗は、本葉が4~5枚になったものです。)
苗の植え付け直後はたっぷりと水を与え根がしっかり張るまで乾燥させないようにしましょう。
プランターへの植えつけ方法は、こちらに詳しく書いてありますので参考にしてください。
4.追肥します
プランターへタネを直まきした時は本葉が数枚くらいついた頃から、苗を植えつけた時は植え付けてから1週間後から定期的(1~2週間に1回)に肥料を補充します。
インゲンはマメ科なので根っこに根粒菌(こんりゅうきん)が住みついて、空気中の窒素を利用して土壌中で自ら窒素肥料を作りだしてくれるので、窒素成分の肥料に関しては少なめに与えればいいでしょう。葉の色が全体的に黄色っぽくなってきたら肥料切れですので様子を見ながら与えてください。
追肥は、窒素成分よりも根の生長に必要なカリと実の生長に必要なリン酸が多く含まれた速効性の液体肥料を水やりの代わりとして与えるか、又は緩効性の化成肥料をスプーン1杯くらい与えていきましょう。
追肥をする方法は、こちらを参考にしてください。
肥料が効きすぎているかの判断は、こちらを参考にしてください。
注意:窒素成分を過剰に与えると、つるボケといって茎はどんどん伸びて葉は大きく茂っていきますが、実が大きく育たないという症状が現れます。窒素成分の与えすぎには気をつけましょう。
↓インゲンの根についた丸い形は根粒菌によるもの。窒素が豊富です。↓
↓窒素成分が多すぎて実が育たずつるボケとなったつるなしインゲン↓