
害虫・鳥による野菜のトラブルの対処方法
1.害虫による野菜の被害
野菜を育てていると必ず害虫被害が起こることをご存じでしょうか。
野菜のタネや苗を庭やプランターで育てていると、ある日突然何者かによって野菜が食べられていた経験はありませんか?
それは、犬や猫が食べているのではなく、虫が食べているんです。害虫にやられると、野菜は一晩で葉や茎が食べられて無残な姿に変貌してしまいます。
野菜を育てていると、朝に野菜の状態を見に行くと葉が半分なくなっていたり、茎が食べられて折られていたり、いろいろショックな出来事が起こります。
害虫被害を少なく抑えるには、害虫の早期発見が望ましいです。
例えば、何者かに葉が食べられているときは、次のことを確認してください。
- 葉の裏に虫が隠れていないか確認する
- 株元の地面に穴が開いていないか確認する
- 虫の糞が地面や葉の上に落ちていないか確認する
もし、上記の箇所を確認してみて当てはまるものがあったら、虫が夜間に野菜を食べています。
↓夜間に、虫が葉を半分食べました↓
↓夜間に、虫が茎や葉を食べて苗が倒れました。無残な姿です↓
夜だけ害虫の被害があるのかといえばそうではなく、昼間でも葉を一所懸命食べている害虫はいます。
↓昼間はウリハムシがキュウリの葉を食べています。たくさんいると葉が食べられてなくなります↓
↓蛾の幼虫も葉を食べます。近くの野菜の葉の裏に卵が産みつけられていないか確認しましょう。早く駆除しないと葉をすべて食べつくされてしまいます。
では、虫は葉っぱだけを食害するのかというと違います。虫は野菜のいろいろな部分を食べたり汁を吸ったりして被害を加えています。
例えば、
- 根を食べる虫
- 植物の汁を吸う虫
- 花や実を食べる虫
- 葉を食べる虫
- 茎や実の中に入り込む虫
など、野菜に様々な被害を加える虫がいます。
ですので、害虫被害にあっているか確認するには、野菜の根、茎、葉、花の全体と土の中も見る必要があります。
ある日突然、野菜の根っこがなくなって苗が倒れていたらコガネムシの幼虫が根を食べたことが原因の可能性があります。
↓コガネムシの幼虫に根を食べられたホウレンソウ。土を掘り起こすと幼虫が出てきます。
野菜の実がへこんでいたら虫に汁を吸われたことが原因の可能性があります。
↓蛾はトマトの実の汁を吸いにやってきます。へこんでいるところが吸われた箇所。一か所針を刺したような小さな穴が開いています。
野菜の実に穴が開いていたら虫に食べられたことが原因の可能性があります。
↓一部の蛾の幼虫はトマトの実を食べます。駆除しないとすべての実を穴だらけにされて、収穫できない状態にされます。
このように害虫は野菜の生長を妨げる働きをするので見つけ次第駆除してください。
害虫の駆除の仕方は、ピンセットや割り箸などを使い捕まえて、水を入れたペットボトルの中に入れておけば死んでしまいます。
下記に、屋外でプランターや庭で家庭菜園をしていると必ず野菜に被害を加えてくる害虫についてまとめました。
私が栽培している家の野菜もここで紹介する害虫にかなり被害を受けています。
野菜に被害を与える害虫リスト
害虫はすぐに繁殖するので害虫を見つけたら被害が少ないうちに対策を行いましょう。野菜に被害が広がりすぎてから対策をすると手間がかかるばかりか、害虫を駆除できたとしても野菜の生育は回復しなく収穫が難しくなることもあるので、早めに手を打ってください。
スポンサーリンク
2.殺虫剤で害虫対策
野菜を害虫から守るには、野菜を寒冷紗や防虫ネットで覆うことが一番効果的ですが、ネットの隙間から害虫が入ってくることがあるので、定期的にネットの中の害虫の状況を確認して捕殺する必要があります。
防虫ネットを使っても害虫被害が減らないようなら、最終手段として薬剤(殺虫剤)を散布してください。
薬剤は、主に、害虫に直接かけるものと土に撒くものの2種類がありあます。
- 直接害虫にかけるタイプ:水和剤、液剤、乳剤などあります。水和剤は液体の薬剤を水と展着剤で薄めてから噴霧器に入れて散布するもの、初めから薄めた薬剤がスプレー式の容器に入っているものなど様々。薬剤は晴れた日に散布します。
- 土にまくタイプ:天候は特に気にせず、粒剤を株元へばら撒くだけの簡単作業。
直接害虫に吹きかけるタイプの薬剤は、晴れた日の風が少ない朝に、使用期限、使用回数、薄める濃度、散布量など説明書に書かれている通りに守り散布してください。
土にばら撒くタイプの薬剤は、野菜に使っていい薬剤なのか確認してください。花と観葉植物にしか使えない薬剤もあります。
なお、どちらのタイプの薬剤にしても、薬剤の種類によって殺虫効果が期待できる害虫は異なるので、殺虫したい目的の害虫に合った薬剤を購入してください。
例えば、コガネムシの幼虫を駆除したいのに、コガネムシの幼虫を駆除できる成分が配合されていなければどんだけ薬剤を撒いても効果はありません。
害虫に効果が期待できる薬剤を購入してください。
↓土にまくタイプの殺虫剤です。手が汚れず扱いやすいのが特徴。↓
虫に野菜をすべて食べられないようにする為には早めの対策が効果的です。
害虫を駆除するおすすめの薬剤については、こちらを参考にしてください。
3.鳥による野菜の被害
野菜のタネを庭やプランターに直接まいて、大きく育った野菜を収穫して食べようと楽しみにしていても、全然タネが発芽しなかったりします。
私は、2週間経っても発芽しないので、おかしいと思ってタネをまいた場所を掘ってみるとタネがありませんでした。
また、発芽して間もない新芽もなくなっていることに気が付き、誰が食べているのだろうと観察していたら鳥が食べにきていました。
インゲン、エダマメ、落花生などのマメ科のタネは鳥が食べにくるので、ビニールポットなどを使わずに庭やプランターへ直まきしたタネは、ペットボトルや不織布などでタネが発芽するまで地面にかぶせて鳥に食べられないように保護することをお勧めします。
↓マメ科のタネは鳥に食べられるのでタネまき後はすぐに保護してください。双葉は鳥が食べにくるので本葉がでたら保護資材を外してください。↓
トマトなどの実もの野菜の熟した実も鳥が食べにくるので、実が食べられないように野菜全体にネットをかけて鳥から保護してください。
↓ミニトマトの実が鳥に食べられました↓
ホウレンソウ、こまつな、ハクサイ、キャベツなどの葉もの野菜は鳥に食べられないだろうと思いますが、じつはヒヨドリに食べられてしまいます。ヒヨドリによる被害が発生するのは主に冬の期間です。冬は食べるものがないのでしかたなく野菜を食べにくるのだと思います。
冬に葉もの野菜を育てている時は気をつけてください。ブロッコリーの葉っぱも食べてしまうので葉もの野菜は寒冷紗や防鳥ネットで覆って保護するようにしてください。
↓ヒヨドリに葉っぱをすべて食べつくされたブロッコリー↓
スポンサーリンク