野菜のタネまき・苗の植えつけ時期
1.野菜を育てる適切な時期
ホームセンターに行くと、いろいろな野菜のタネや苗が販売されていますね。
野菜の苗は、4~5月の春植え苗と9月の秋植え苗として売られています。植えつけに適した旬の時期に店頭に出回りますので特に植え付ける時期について気にすることはありません。
但し、注意することがありまして、秋植え苗の場合は、苗を購入したらすぐに庭やプランターへ植え付けても構いませんが、春植え苗の場合は、4月上旬に購入したとしてもポリポットのまま日が当たるところに置いて1週間くらい水やりをしてその地域の環境に馴染ませて暖かくなってきた4月下旬から5月上旬に植え付けた方が生長はよく立派に育つので早植えはしない方がいいと思います。
野菜は生育適温があり、早く植えつけても外気温がその野菜が好む外気温に合っていなければ大きく生長しないので気をつけましょう。
野菜のタネを購入した場合はどうかというと、タネをまく時期があらかじめ決まっていますので、どの季節にタネをまけばいいのかよく確認してから購入してください。
したがいまして、野菜を苗から育てる時もタネから育てる時も野菜を育てる時期があるのです。
例えば、春にタネをまいて夏に生長した実を収穫する野菜があるとします。この野菜のタネを秋にまいても植物が育つ適性温度が違うため育ちません。植物は、タネから発芽して生長する時期とタネの形で休眠する時期の2通りあるということです。
※ビニールハウスなど適性温度が保たれる環境であれば育ちます。
では、どの季節に野菜のタネをまけばいいのかという簡単な確認方法としては、タネ袋の裏面にタネをまく時期や収穫する時期が簡素に記載されていますので、必ずタネまき時期に適した野菜のタネを購入するようにしてください。
下記に、春野菜、夏野菜と秋冬野菜に分けてタネのまき時と苗の植え付け時期をまとめました。植物はタネをまいたり、苗を植えつけたりする季節が決まっていますので、タネまきや苗の植えつけ時の参考にしてください。
失敗なく美味しい野菜を育てるには、その野菜が最も生長する適切な時期を守って栽培することです。
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2.春から夏の時期まで栽培する野菜
春から夏の時期まで栽培する野菜とは、主に実もの野菜に多く該当し、2~5月くらいにタネまきや苗を植えつけて夏に収穫する野菜です。
初心者の方でも育てやすい野菜は、シシトウ、ピーマン、インゲン、じゃがいも、ミニトマトです。ミニトマトの苗はどこの園芸のお店でも扱っているので初心者の方に特にお勧めです。
実もの野菜
- オクラ
- シシトウ
- ピーマン
- パプリカ
- トウガラシ
- インゲン
- キュウリ
- ナス
- エダマメ
- トマト
- トウモロコシ
- かぼちゃ
- スイカ
- メロン
葉もの野菜
- ミョウガ(1年後に収穫)
根もの野菜
- しょうが
- ゴボウ
- ジャガイモ(2~3月に植え付けて7月に収穫)
3.春から冬の時期まで栽培する野菜
春から冬の時期まで栽培する野菜とは、主にいも類に該当して、4~5月に植え付けて11月に収穫する野菜です。
初心者の方でも育てやすい野菜は、万能ネギ、ニラです。
実もの野菜
- 落花生
葉もの野菜
- 万能ネギ(真冬以外はいつでも収穫できます)
- ニラ(真冬以外はいつでも収穫できます)
根もの野菜
- サツマイモ
- サトイモ
- ヤマイモ
- 落花生
4.秋から冬の時期まで栽培する野菜
秋から冬の時期まで栽培する野菜とは、主に葉もの野菜や根もの野菜に多く該当して、夏の終わり頃にタネまきや苗を植えつけて冬に収穫する野菜です。
初心者の方でも育てやすい野菜は、コマツナ、ブロッコリー、ニンジン、ダイコンです。
葉もの野菜
- ネギ
- しそ
- ホウレンソウ
- コマツナ
- チンゲンサイ
- シュンギク
- ハクサイ
- レタス
- キャベツ
- ミツバ
- ミズナ
- ブロッコリー
根もの野菜
- ニンジン
- ダイコン
- コカブ
- ラディッシュ
- ゴボウ
5.秋から翌年の春の時期まで栽培する野菜
秋から翌年の春の時期まで栽培する野菜とは、秋にタネまきや苗の植えつけをして翌年の春に収穫する野菜です。
初心者の方でも、いちご、タマネギ、にんにく、らっきょうは育てやすいです。栽培期間は長いですが頑張って育ててみてください。
実もの野菜
- いちご(秋に植え付けて翌年の春に収穫します。)
根もの野菜
- タマネギ(秋に植え付けて翌年の6月に収穫します。)
- にんにく(秋に植え付けて翌年の6月に収穫します。)
- らっきょう(秋に植え付けて翌年の6月に収穫します。)
- ギョウジャニンニク
野菜のタネまきや苗を植え付ける時期の詳細は野菜作りの季節を参考にして育ててください。
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